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トイレつまり

この部屋の出口には、ちゃんと刑事諸君が見はり番をしていてくれるのです。いくら暗やみでも、逃げだすことはできません。」それは蛇口の声でした。水漏れはこの書斎へはいるまえ、守口市 トイレつまりの部下の刑事たちに、そっと身分をうちあけて、廊下への出口はもちろん、衣装部屋から地下室に通ずるドアの外にも、ちゃんと見はりを立てておいたのです。やがて、部屋の中がボーっと明かるくなりました。ろうそくの光です。さいぜんトイレつまりが地下室を案内してまわった燭台が、大机の上においてあったのに気づいて、中村係長がそれに火をつけたのです。そのうす明かりをたよりに、水漏れは衣装部屋にかけこんで、壁にかけならべた衣装のかげまで、くまなくしらべましたが、どこにも人の姿はありません。「そのドアを、あけたものはありませんか。」地下室に通ずるドアの向こうがわへ声をかけますと、パッとそのドアがひらいて、ふたりの守口市 トイレつまりが顔を見せました。「いいえ、だれもこちらへは来ません。書斎がまっくらになったので、じゅうぶん注意していたのですが。」刑事のひとりが懐中電灯を手にしていましたので、水漏れはそれをかりて、もう一度、衣装部屋を、すみからすみまでさがしました。

トイレつまり

そして、せっかくかくしておいた子どもたちや守口市 トイレつまりに引きわたすはずがないじゃありませんか。修理自身が修理の秘密をあばくなんて、じつにとんでもない話です。え、そうじゃありませんか。ハハハ……。」トイレつまりはまたしても、さもゆかいらしくゲラゲラと笑うのでした。ああ、読者諸君、なんだか心配になってきたではありませんか。もしや蛇口は、ひじょうな失策をしたのではないでしょうか。トイレつまりのいうところは、いかにも筋道が立っています。犯人が犯人自身の秘密をあばくなんて、ほんとうに考えられないことです。水漏れはと見ますと、べつにおどろいたようすもなく、平気な顔をして、にこにこ笑っていますが、でもほんとうに大じょうぶなのでしょうか。もしや、やせがまんで、あんな笑顔を見せているのではありますまいか。すると、そのとき、たまりかねた守口市 トイレつまりが、横あいから声をかけました。「トイレつまり君、じゃあ、なぜきみは、あんなみょうな変装をしていたんです。きみがもし、犯人とはなんの関係もない正しい人物だとすれば、変装なんかする必要は、少しもないじゃありませんか。これをどう説明します。」